風恋人珈琲+ハナレ friend coffee



風恋人珈琲(フレンドコーヒーと読みます)
は、行田市の中心市街地に80年代前半から
ある老舗の珈琲焙煎ショップです。

行田の街は忍城の城下町として発展し、明治
期からは足袋の町としてにぎわいました。
敷地は、城下町のクランクする路地空間の一
角に面しています。
若夫婦が一緒に住むことになり、プレファブ
建ての旧店舗を解体し、店舗+ハナレとして
計画しました。
外壁は珈琲の生豆(ローストしてない状態
の豆)の色をイメージさせる左官仕上げとし
ました。
小砂利を洗い出し仕上げにして独特なマット
な表情をかもしだしています。
アルミサッシは外壁より少し凹ませて影をつ
けることで外壁に奥行きを持たせています。

昭和レトロな電笠と古材の看板が古い町並み
の演出に一役買っています。

< 建築概要 >
所在地:埼玉県 行田市
敷地面積:211 u
延べ面積: 98 u

施工:江森建設(加須市)担当者 江森大仁

主な外部仕上げ
屋根:ガルバリウム鋼板 瓦棒葺き
壁:左官壁小砂利洗い出し
  ガルバリウム鋼板サイディングタテ張り
玄関扉:ニヤトー無垢隠し框扉
金物:堀商店

主な内部仕上げ
1階 床:モルタル金ゴテ
   壁:砂シックイ
   天井:ケイカル板 AEP
2階 床:ナラ無垢フローリング
     ミツロウ塗り
   壁:オガファーザー塗装なし仕上げ
   天井:シナ合板 ミツロウ塗り
木製扉の入口まわり
経年変化が楽しみな素材です。

北側の一番隅っこにシュロの木の
シンボルツリーがあります。
樹齢100年近いそうです。
カフェではないのですが試飲コーナーが
あります。
古材のテーブルは大工さんの足場板を譲って
もらい製作しました。
板壁の小部屋が焙煎室です。
いつもいい香りにつつまれています。

古材のカウンターも足場板です。

横長の小窓があるカウンター席は行田の
街を少しだけ切り取っています。
店の奥にある厨房コーナー
大きな古材のカウンターが気持ちいいです。

丸椅子はお施主さんが古道具屋から仕入れて
きたもの。
2階離れ部分には専用の玄関から入ります。
2階はローコストですが、いずれも味わいの
ある素材で仕上げました。
厨房は将来のカフェ開業を視野にいれてプロ
仕様の厨房セットを入れました。
小物達

看板の文字は奥さまが転写して大工さんが
トリマーで彫りました。
白ペイントも奥さま。
お店はあかりが灯るとぐっと雰囲気が
よくなります。
この場所で珈琲豆を通して、
さまざまな出会いがあるのでしょうね。